歩行者障害軽減ボディとは

歩行者障害軽減ボディとは

従来の車の安全性

車の安全性というと、とかくドライバー保護というほうに重点が置かれていました。
その最たるものがエアバッグです。
エアバッグは最初は運転席のみでしたが、そのうちに助手席にも装備されるようになってきました。

そして最近では、側面にカーテンのように広がるエアバッグを装備した車も、徐々に普及をしております。
もちろん事故を起こした際には、中のドライバーを保護するということも非常に重要なことですが、ただしそれはあくまでも車対車というような場合です。

車の相手が歩行者の場合、車のダメージはたいした事はありません。
ダメージとして大きいのは、むしろ歩行者の方なので、場合によっては命を落とすという可能性だってあるのです。
そこで最近では車の中にいるドライバーだけではなく、外を歩いている歩行者も守ろうという試みがなされています。

歩行者のことを考えた車

その試みのひとつが「歩行者障害軽減ボディ」で、歩行者の安全性を高めるうえでも、非常に有効な技術となっております。
では歩行者障害軽減ボディというのは一体どのような技術なのでしょうか。

歩行者傷害軽減ボディは、万一の事故の際に、傷害を最小限にとどめるための車体の安全基準のことをいいます。
では具体的にどのような技術が取り入れられているのでしょうか。
まずはバンパーの構造や内部に入っている発泡スチロールなどの素材で、バンパーというのは自動車でこすってしまうことがよくあり、ちょっとした傷がすぐにできてしまいます。

このバンパーというのは、高さがちょうど人間の脚部に位置しております。
ですので自動車と歩行者が衝突した場合、バンパーは脚部に当たり足の骨折をもたらすということがよくありました。

そこでバンパーの構造や内部に入っている発泡スチロールなどの素材によって、その衝撃を少しでも吸収しようという目的なのです。
これを「歩行者脚部傷害軽減ボディ」といいます。
「歩行者脚部傷害軽減ボディ」は、平成15年に国土交通省によって義務付けられました。
それに伴い各メーカーも導入をしているので、足の骨折では命に別状はないかもしれません。

しかし頭部に障害を受けてしまうと後遺症が残る可能性もありますし、足よりも命を落とす可能性が高くなります。
そこで翌年の平成16年今度は「歩行者頭部傷害軽減ボディ」が、同じく国土交通省によって義務付けられるようになりました。

具体的にはどのようにしてダメージを軽減するのかというと、ボンネットをつぶれやすくすることで、衝撃を吸収するというものです。
これ以外にも歩行者を守る技術はいくつもあります。

一部車種にのみ搭載されていますが、自動車の衝突を防止する装置というのも装備されております。
最近では、50000円の追加でこのシステムを導入できる軽自動車も登場しました。
さらに、歩行者側に飛び出してくるエアバッグというのも、現在では開発がされていますね。