キーレス

キーレス

自動車に「金属製のカギ」がいらない時代

キーレスとは、その名の通り「ドアの開閉に鍵が不要な自動車」のことだ。キーレスエントリーシステム(keyless entry system)とも言い、小型装置から出る赤外線スイッチを利用して鍵をロックするものや、装置を持って近づくだけでドアが開く便利なものまで、多彩なキーレスが存在する。クラシックカーのように古い車は、金属のカギをドアに差して施錠を行うが、昨今の乗用車は、キーレスが標準装備されているの車種も少なく無い。便利な機能なので、中古車を購入する時は、キーレスの有無を確認しておこう。

また、キーレスの装備されていない自動車であっても、後付けでキーレスの機能を搭載することも可能だ。取り付け工事は整備工場でお願いするのが手っ取り早く、費用もそこまで高額ではない点が嬉しい。搭載するキーレスのメーカーや車種にもよるが、高くても2万円くらいの工賃で取り付けてくれるだろう。古い車に最新技術が搭載できるというギャップは面白いが、国産車のキーレスは、1985年に作られたホンダ「アコード」に搭載されたのが始まりだ。今から30年も昔に実装されていたのだから、一見ハイテクに見えるキーレスも最新技術とは言えないのである。

エンジンの始動も自動で行われる時代

ちなみに、ドアのロックやアンロックに限らず、中にはエンジンを始動させるのにカギを使わない自動車も増えている。こちらはスマートにエンジンを始動させる機能だけに、「スマートエントリー」とも呼ばれているが、インテリジェントキーシステムや携帯リモコンなど、メーカーによって呼び名が大きく異なる。一見便利な機能だが、エンジンを一度始動させてから、エンジンを起動させる装置を自宅に忘れたまま運転すると、出かけた先でエンジンの再始動ができなくなってしまうという欠点も存在する。