ベンツ

ベンツ

世界最古の自動車メーカー

車の選択を国産だけではなく、外国車にまで広げると、車選びもさらに楽しくなってきます。
外国の車には日本車にはない魅力がたくさんあるからです。
ただ一口に外国車と言っても、フランスの車もあれば、ドイツの車もあります。

イタリアの車やイタリアの車、アメリカの車もあります。
それぞれに歴史があり、それぞれに個性があります。
そのメーカーの歴史や特徴を少しでも知ると、興味もわくのではないかと思います。
そこでまず取り上げたいのがベンツです。

ベンツは1886年にドイツの技術者、カール・ベンツによって創設されたメーカーで、世界最古の自動車メーカーと言っても良いでしょう。
当時は交通の主役は馬だった時代に、自動車を作ったということを思うと、すごいことですよね。

ベンツの歴史

しかし、もっとすごいのは、妻のベルタ・ベンツです。
というのは、夫の発明した自動車を世間に広めたいと、1888年8月5日、なんと夫が寝ている間に二人の息子と自動車に乗り100キロ以上の旅をするのです。
当時の道はでこぼこで、過酷な状況でありました。

ガソリンスタンドなどもありませんから、薬局でベンジンを購入し、それを給油しながら旅だったようです。しかし、自動車の回りには人々が集まり、注目を浴びることになります。

奥さんのおかげで、カール・ベンツの発明は広く知られるようになります。
そして、ベルタは世界初の女性ドライバーとして、また自動車長距離旅行に成功した人として、歴史に刻まれることになったのでした。

モータースポーツに参入

1920年代に入ると、ベンツはモータースポーツに積極的に参戦するようになります。
当時ヨーロッパではモーターレースが盛んで、数々の好成績を収めることにより、ベンツの名声がさらにヨーロッパ中にに浸透していきます。

ベンツというと高級車というイメージがありますが、初期のころはモータースポーツにも力を入れていたわけですね。
戦後もミッレ・ミリアやル・マン24時間レースで大活躍します。
また石原裕次郎の愛車として有名な300SLなど、魅力的なスポーツカーがどんどん登場します。

ステータスのある車

1960年代になると、ミディアム・クラスのEクラスや、SLクラス、W124、W126などのヒット作を世に送り出し、質実剛健な車作りをしていきます。
ベンツは安全性においても早くから力を入れているのも特徴で、1980年以降他社に先駆けてエアバッグを設定したり、衝撃吸収三叉式構造ボディを採用したりしています。

また、小型車で出遅れていましたが、AクラスやBクラスを作り、300万円を切る価格設定をしてきています。
ミニバンのような形はベンツのイメージからすると驚きでしたが、日本ではミニバンがブームだったこともあり、ベンツブランドに憧れる人には魅力的な車となりました。

小さくても高級感と安全性には力を入れていますので、同じサイズの日本車とは別格な乗り心地を提供してくれます。
「ブランドに乗る」、「スタータスのある車に乗る」という車選びをしたければ、ベンツはその筆頭であることに間違いないでしょう。